模型製作について その12 装備品の工作

 今回も工作ですが、装備品の加工などを。

 既存のキットやガレージキットの装備品も良いんですけど、結構フィッティングが上手くいかないこともあって・・・

 シャーマンとか 装備品満載が似合いますよね。

 

 巻物(シート、寝袋等)も自作するか! ということで・・・

 得意のティッシュペーパーでw

 巻物の大きさを考えて ティッシュペーパーを折り畳んで、超「長細い台形」の形にします。(出来れば全ての「辺」を内側に折り込んで。)

 で、それを台形の「底辺」(長い方)の方からクルクルを巻いていきます。

 そうすると、微妙に巻き物の端面がズレて、いかにも巻き物 という感じに。

 

 巻いたら、後でベルトを付ける位置に、銅線を巻いて 捩って留めます。

 この状態で、水で溶いた木工用ボンドを染み込ませます。白のまま だと 皺が見にくいので、水に色を付けた方が良いです。(私は飲んでたコーヒーでw)

 で、ピンセットで引っ張ったり、押したりしながら、皺を作っていきます。

 形になったら、「座り」を良くするため 設置するであろう場所と同じところに置いて、上から少し押します。

 で、乾燥するまで、放置。

 乾燥したら、銅線を外し、溶きパテを染み込ませて ティッシュの目を消していきます。数回染み込ませれば 消えると思います。 目を活かすのも アリだと思います。

 溶きパテが乾いたら(この時はタミヤの白パテ使ってます)

 銅箔(100均で購入)をバックル(歩兵用のエッチングパーツのバックル)に通る幅に、カットして、ライターで軽く焼きなまして(コシが無くなり柔らかくなる)からバックルに通して、巻き物の銅線を巻いていた部分に巻き付けて瞬間接着剤で固定します。

 弾薬ケースは エッチング製を 半田付けしてます。

 タミヤの ダッフルバック も 焼きなました 銅箔で ディティールアップw

 タミヤの 木箱は 抜きの関係でテーパーになってるのでイマイチ・・・

 見本にして プラ板で工作

 タスカの M4A1 後期型(白サフ)に載せてみたところ

 

 塗装した装備品を載せてみたところ。M4A1 後期型は 基本塗装後(テロテロ w)

 車体上部と砲塔は「鋳造肌」のテクスチャーを 増やすために 濃いめ の溶きパテを 大きな筆で垂直方向から叩き塗りしてます。

 

 で、実際はこういう感じに載せてます。

 ただ 載せただけじゃ 落ちちゃうと思うので、ロープ(麻紐)で縛ってます(気休めw)

 1/35 「Breakthrough」

 1/35 「Breakthrough」 いろいろ欲張り過ぎて、ジオラマとしての「まとまり感」が無く、唯一 キヤコン選外 になった作品w

 

 

 ティッシュの工作としては 車両の幌 などにも 応用できます。

 イタレリ 1/35 Demag D7 Pak38

 これが・・・さすがに「無理」っていう幌のパーツだったので・・・

 プラ板、プラ棒で「幌の骨」を作り、それにティッシュを織り込んでいく形で作りました。固定は瞬間接着剤で。一か所ずつ 瞬間接着剤で固定しながら形を作っていく形です。

 ハンドルも 太かったので、真鍮線を丸くして円を作り、キットのステーと瞬間接着剤で接着してます。

 あまり良い写真じゃなくて 申し訳ない・・・^^;

 ジオラマ初作の頃なので、デジカメもコンパクトタイプで画素も少なくて・・・

 こう見ると・・・Marder IIIに負けず劣らず 手を入れてるな・・・w

 車体後部のフェンダーを前部とツライチにすると、車体内部に大きな隙間が出来るし・・・ 完成しちゃうと判らないけど・・・作ったことのある人しか苦労は判らんよね(笑)

 OVM周りも全部 タミヤのに置き換えて エッチングのクランプ付けたり・・・

 無いモノは プラ板、伸ばしライナー、ジャンクエッチング パーツから工作してます。

 ヒケだったり 隙間だったり 結構あるので  溶きパテ(タミヤパテ)のグレー色だらけw

 後部フェンダーに付く、ナンバープレートのステーも 記録写真等を見て、それらしくジャンク エッチングパーツから工作したり・・・

 

 で、サフ吹いちゃうと そんな苦労の痕跡も綺麗に判らなくなる(笑)

 サフ上がり だけで 見ると「ドラゴンのキット?」くらいに見えるw

 車輪はタミヤのに置き換えて、フェンダーの内側をリューターでかなり削って薄々化もしてますw 

 ボンネットとフロントグリルを覆う 装甲板のスリットも ひたすら薄々化w

 

まあ カッチリ作っておけば 後悔もしないしね ^^

キットとも 「一期一会」 だからw

 

それでは また