1/35 Tamiya M1A2 SEP TUSK II 制作記


九州AFVの会 前夜祭で 田宮会長から テストショットを頂きましたが、それは永久保存にして
発売になってから購入して約6か月かけて制作しました。

完成後、Facebookで Tamiya Model Magazine International誌(イギリスで刊行)のMarcus編集長からオファーを頂き
TMMI Issue216号の表紙とメイン(英文)記事(見開き3個 計6ページ)に掲載されました。


M1戦車は平面が多く、塗装も砂漠迷彩の単色なので、普通に作ったのでは間が持たないので
実車でも施されている「滑り止め」を施しました。

タミヤパテを溶剤で薄め、モーリンの粉雪細め(大理石の粉)を加えて作ってます。
実車写真を参考にマスキングして際をシャープに出してます。

M2機関銃の銃身はアドラーズネストの真鍮バレル、ジャケットに換えてます。

塗装の下地は 「科学的モジュレーション塗装」(自称 笑)で。
オキサイトレッドサフを面の角度によって明度を変えて塗装してます。

基本塗装も「科学的モジュレーション塗装」で。
明るい色のデザートイエロー単色ではメリハリが付かないので、面の角度によって明度を変えて
(4階調)基本塗装してます。
ウエザリングでイラクのサンド色(薄オレンジ色)を際立たせるために、基本色はダークイエローと
デザートイエローと白で調色して少し黄色を強めにしてます。

実車写真を見ると 後部ラックにスパインボード(担架)を付けてる車両が多く
アクセントとして付けようと思いましたが、Netで検索しても市販パーツはなかったので
プラ板とプラ棒でフルスクラッチしました。

塗装後のスパインボード

ウエザリング後のM1A2 SEP TUSK II

この状態にするのに結構な工程数かけてますw

水平面は日焼けによる退色もフィルタリングで加えてます。
滑り止めを際立たせる処理と オレンジの土のアクで雨垂れを表現してます。

現用の見せ場の光学系(ライト、ペリスコープ等)はピッカリ光るよう加工してます。

フィギュアもモールドの変な部分を修正してます。
真鍮パイプと真鍮線でヘッドセットのマイクを追加。
装填手のナイトヴィジョンのコードも追加してます。


フィギュアはファレフォで塗ってます。
デジタル迷彩は写真を見ながら雰囲気でw

装填手のM240機銃の弾倉を開いた状態に加工し 弾帯を加えてます。
ただ真鍮色や金色に塗ってもリアルではないので、弾丸がカッパー系、薬きょうは金色
弾帯保持金具を黒に近いグレーで塗り分けてます。

クーラーボックスを載せてる車両が多いので アイキャッチの意味も込めて赤のコールマンにしましたw

ベースのアクセントに DEF Modelのコンクリートバリケードとカラーコーンを使ってます。
カラーコーンの内穴が細いので、削って広げてます。

完成品はこちら
1/35 M1A2 SEP TUSK II - Miki Shimizu’s Modeling Gallery

Tamiya Model Magazine International誌 Issue216号の表紙