模型製作について その2 塗装で「金属」を表現する1

 武漢コロナの影響で、在宅勤務2か月目で、さすがに飽きましたw

 元々 直行直帰の勤務体系なのですが、客先も ほとんどが訪問は NGなので・・

 

 Stay Home ですし、模型を作る人が増えてくれれば嬉しいですね。

 自分も出戻り当初から、いろんな方のブログ等で勉強をさせて頂いたので、今までの経験 や 技法、テクニック、考え方 などを、少しずつ残しておこうかとw

 なにかの参考になれば ってことで。

 

 あまり 大きな声では言えないですけど、模型のインスト(説明書)の塗料の指定色 通りに作ると、凄くオモチャ感のある仕上がりになりますw

 「機関銃の銃身 ⇒ ガンメタル」 で塗れ 的なw

 なぜリアルに見えないのか?

 それは現実では存在しない事象で、無意識に「不自然さ、違和感」を感じてしまっているから。

 人間の目は凄い高感度のセンサーですし、ちょっとした不自然さ、違和感を逃さない。

 無意識ですけど、生きてきた経験上 見たことのある物が 違う色、質感だと 違和感を感じる。

 私の作品は、よく「隙が無い」って言われますが、「違和感を消す戦いw」の結果、隙が無くなるのだと思いますね ^^

 自分が見て イヤな仕上がりは 無理なので、極力 違和感は排除するよう努力します。

 

 空気中で唯一「酸化」しない金属は 「金(Au)」だけです。

 金(Au)は錆びない。

 でも、 他の金属  特に模型製作で よく表現する鉄系(Fe)は、自然界では化合物(酸化鉄 等)という形でしか存在しません。それが鉄(Feイオン)にとって 一番安定した形 だからです。

 人間が製鉄所で 酸化鉄を還元(酸化の反対。酸素を奪い取る反応)して「鉄(Fe),鉄合金」にすることで、鉄の金属の塊 が存在しているわけです。

 変な言い方をすれば 金属の鉄の塊は 鉄にとっては、凄く居心地の悪い 不安定な状態ということです。

 だから安定した形になりたがる。

 酸素と くっ付いて酸化鉄(赤錆)になることが、鉄にとっては居心地の良い安定した形な訳です。

 だから 空気中で すぐに錆びるw

 

 仮に、綺麗な鉄の表面が空気中でどうなっていくか と言えば・・・

 いきなり オレンジ色に錆びることはないです。

 まずは、表面が くすんで きて ツヤが無くなってくる。色も少しグレーがかってくる。 

 なので、私はチッピングする時に ジャーマングレー系(調色した)で鉄金属の色を表現します。

 そこに水分があれば、軽く錆びるので ジャーマングレー系の上に、錆び色のピグメント等を滲ませたりします。

 

1/35 TAMIYA  M1A2 SEP TUSK II

 牽引用ロッドが 何かにぶつかって 塗装が剥げ、部分的に錆びた状態を表現 

 情報量を増やす方法として、全て「均一にしない」というのが重要となります。

 

 傷の出来た時間も それぞれ違うわけで・・・

 「剥げて あまり時間が経ってない部分」 なら ジャーマングレイ系の色

 「古傷」なら 錆びも浮いて赤黒く、その錆びが 雨水等で滲んで、周りの塗膜にも錆び色が 広がった状態。チッピング自体を錆びた鉄色(ジャーマングレイ+赤味の強いブラウン系)で行い、下地を透かして錆び色を滲ませる場合、エナメルのクリアーオレンジ、クリアーレッドを混ぜて塗ったりしてます。ツヤの調整は自家製つや消しクリアーでw

 「新たに削れて綺麗な鉄素材が出ている部分」は 5Bの鉛筆で擦り 金属色に

 「傷が付いたけど下地の鉄までいかなかった場合」は 白+車体色 でチップ

 この部分だけ見ても いろんな表情 があるわけです。

 情報量が多いから 見てても 飽きないw

 そして、この「牽引ロッドは 金属製 」だと、見ている方の心理に刷り込むことで、戦車全体の重量感、硬質感を演出しています。

 色を重ねたり、下地の色を透けて 見せると よりリアルに 見せられると思います。

 

 1/35 TAMIYA M1A2 SEP TUSK II

 砲塔の荷物ラックでも チッピングでいろんな表情を付けてます。

 ラック側面に弾薬箱を括り付けている針金が錆びて ラックにも その錆びが移ってるところ だったり、予備履帯が擦れて ラックの塗装が剥げて錆びが浮いてたり、塗装が軽く削れて その中の一部だけ素地の鉄系が見えてる ところだったり。

 変化を付けると 情報量が増えますし、間も モチます。

  

  

 最初の話に戻って・・・

 インストだと  「機関銃の銃身 ⇒ ガンメタル」 で 塗れ

 ですが・・・

 機関銃、小銃、重機関銃の実物って どんな色してます?

 

 機関銃の代名詞的な 大ベストセラー M2機関銃 の実物写真

 ガンメタル色じゃないですよね?w

 半光沢の「 黒系に近い暗いグレー」色。

 では、この色はなにか? というと・・・

 鉄 よりも さらに錆びやすい 「炭素鋼(鉄系合金)」を錆びさせないように 表面を 「リン酸塩処理」(化成処理の一種)した「リン酸塩皮膜の色」です。

 一般的には「パーカーライジング」処理と言われてます。

 

 鉄、鉄合金を使いたいけど、錆びては困る ってことで、化成処理(リン酸塩処理 、黒染め 等) や めっき(防蝕のための亜鉛めっき、ニッケルめっき)、塗装(下地処理で化成処理を行うことも)等の 「表面処理」を行う訳です。

 

 この辺りのことが 私の仕事(表面処理関係) でもあるので、ウルサイ訳ですwww

 

 では どう塗装すると リアルに見えるか?

 結構 簡単ですw

 ジャーマングレイ+黒+クリアー(半ツヤ程度)で塗装して、墨入れして、パーツのエッジ等を5Bの鉛筆で擦ればOK w

 黒に近いグレーで 少し青み掛かってると最高です ♪

 削った5Bの芯の粉を 綿棒に付けて 軽く擦るのも アリです。

 これで見慣れた 銃器の色 になります。

 もちろん OVMなどの車載工具も同様でいけます。

 

 1/35 TAMIYA  M1A2 SEP TUSK II 

 写真のM2 機関銃(車長キューポラ)も M240機関銃(装填手ハッチ)も 上記の方法で塗装してます。(M2の銃身は真鍮製パーツに置き換えてます M240はキットのまま)

 で、ここでも 一工夫w

 せっかくM2機関銃の弾薬ケースが開いていて、弾薬までモールドされているので、ここは「見せ場」な訳です。

 ここで、「真鍮色(金色)」一色に塗っては「芸」が無いし リアルでも無いw

 手間は掛かっても マスキングして 弾頭(カッパー系)、薬きょう(真鍮系)、弾帯ベルト金具(黒に近い濃いグレー系)で塗り分ける(吹き分ける)。

 これだけでも凄いリアルですし、アイキャッチにもなる。

 装填手のM240はタミヤのキットのままだと、弾薬ケースは閉ったままのモールドですので、せっかくフィギュアは銃を構えてるのに、それじゃ撃てないw

 なので、ケースを開けた状態に加工し、Live Resin の7.62mm弾帯を追加して、撃てる状態に。

 

 メタリックな塗装をする場合、下地が大切です。

 まずは、ちゃんと素材のプラを紙ヤスリ等で、均して極力 ツルツルにする。

  (塗膜は乾くと 凄く薄くなるので、表面の荒れ等が浮き出てくる)

 下地塗装は メタリックの塗料の色味にも影響があるので、必ずしもコレ!ってことはないですが、この時は下地に「光沢黒サフ」を吹いてます。

  (明るめの金属色にしたい場合は 下地を光沢白、光沢グレーにするのもアリです)

 で、次は クロームシルバー的な 明るい白系メタリックで塗装してます。

  (これも下地w)

 その上からマスクして 弾頭(カッパー系)、薬きょう(真鍮、金色系) をそれぞれ吹いて、乾燥後、マスクして 弾帯金具(黒に近い濃いグレー)を吹く。

 墨入れしてから、弾帯金具の縁を5Bの鉛筆で擦るw

  

 もちろん メタリックの塗料の選定も大事。

 メタリック塗料の中に入ってる金属粉の大きさで 緻密な金属光沢になるか、いかにもメタリック塗料!といった粗い皮膜なるか 決まりますのでねw

出来れば エアブラシで吹いた方が良いです。

筆塗りだと どうしても・・・ねw

 

1/35 TAMIYA  M1A2 SEP TUSK II

 

 物のリアルさ って「色」と「質感」「ツヤの具合」で 決まります。

 だから、色はもちろん 「表面の質感」「ツヤの加減」 を気を付けた方が 良いです。

 色、質感、ツヤ、が合っていれば、重量感、硬質感 等 を出すことも可能ですので。

 

 ミリタリーモデル = 全てツヤ消し ではないのでね・・・

 これやると  いかにも「プラモデルです!」になってしまうのでw

 

 一番難しいのは カーモデル等の ロールバー や クロムめっきされたパーツの塗装での再現です。

  この辺りの話はまた 次回にでも。

 

模型製作について その1 脳内模型 編

 人それぞれ 模型を作る 環境も 目的も 求めるレベルも 違いますので、どれが正解ということはありません。

 ここで 私の書いている内容が 「正解」 ということもありません。

 そのことは ご理解頂ければと思います。

 

・脳内模型

 自分としては、人と同じことをするのが好きではないので、作りたいモノが決まるまで、結構時間が掛かったりします。

 さらに、自分が欲しいレベル(飽きずに、ずーーっと 見ていられるレベル)で仕上げたいので、工作も塗装も かなりの工数と時間が掛かります。

 長い期間掛けて、製作する「モチベーション」を維持するには、「最初の動機」 というか「構想」 が、かなり重要となります。

 判る人には判って貰えると思うのですが・・・最近の最新の模型は 至れり尽くせり というか、全てが整ってしまっていて、自分なりの「手を入れる(改造する)」箇所が無い という感じで 「萌えない」んです ^^;;

 モ〇モデル とか ド〇ゴン とか 確かに箱の中身を全部 組み立てれば、それなりのカッコイイ模型が 出来てしまう・・・でも 、自分の求めてるのはそれじゃないw

 適度に省略された部分とか そういうのがある「手の入れ甲斐のある模型」に魅かれるんですよね・・w

 同じ戦車でも モ〇モデル製 より タミヤ製を 選んだりw

 

 戦車でも単品っていうのは、イマイチ 萌えないので、1体でも良いのでフィギュアを付けたい。ジオラマまで いかなくても 地面も付けて ヴィネットにしたい。

 フィギュア や 地面があると ドラマが生まれる ので ^^

 

例 として

 私が 1/144で2年間修行して  1/144も「やり尽くした感」があって、1/35にスケールアップ し始めて 出戻り1/35  4作目の 「1/35 ドラゴン Panther A 後期型 ノルマンディ」(初応募の キヤコン2006  で 銀賞 受賞w)をあげると・・・

 その頃(2005~6年頃?)のアーマーモデリング誌に平田さんが発表された、自作ローラー、スタンプとエポキシパテで「ツィンメリットコーティング」を施されている記事を読んで、イッキに「閃いた」感じで。

 

 自分の大好きな Panther A型 を、ツィンメリットコーティングを施した ノルマンディ戦の 3色迷彩で 「バルクマンコーナー」で有名はバルクマン曹長騎乗車っぽく(424号車)仕上げる! と 構想はすぐに まとまりました。

   「自分の大好きなPanther A型 を自分の好きな仕上がりで 欲しい!!」

 これが最大のモチベーション です。

 

 ここまで、構想が明確だと、あとは速いw

 この頃は 1/35 Panther A となると ドラゴン製しか無く(タミヤのパンサー中戦車は デフォルメが効き過ぎてるのでw)ドラゴンの1/35 Panther A型後期型を購入。

 やっぱり可動履帯は外せない ということで モデルカステンの Panther A型用の可動履帯を購入。

 どうしても車体後部上面のエンジンルーム上の排気口のメッシュは、付けたかったので、GUMKAの 必要最低限のエッチングーパーツを購入。

 

 ちなみに この作品は 着手から 1か月 で完成しました。

 全てが新鮮で、夢中で作った記憶があります。

 あまり大きな失敗もなくリカバリーすることもなかったですし、思い描いたまま完成した感じです。 そんなこと なかなか ないんですけどねw

 

 頭の中で 予行演習というか「脳内模型製作」してたことが、全てその通りに実行できて、予想通りの仕上がりになった  ってことです。

 

 どうやってツィンメリットコーティング用のローラーとスタンプを製作するか思案したり、3色迷彩の色合いを考えたり、「424」はどう表現しようか考えたり そうやって考えてる時間が楽しいんですね ♪

 仕事の合間(社有車で客先への移動時間)とか、常に考えてますからねw  そうやって頭を使ってると頭の回転もどんどん速くなりますし。

 

 タミヤパテのキャップを輪切りにして エポキシパテと真鍮パイプ、真鍮線、ライナーで製作した 「自作ローラー」と「スタンプ」

 この時は コーティングに タミヤのエポキシパテ(高密度タイプ)を使用した記憶が(混ぜると薄グリーン色だった気が)あります。

 施したい面にタミヤのエポキシパテを なるべく薄めに伸ばして、表面に水を付け、ローラーにも水を付けて ゆっくりコロコロと転がしていきながら、ツィンメリットコーティングを施していきました。

 

1/35 Panther A Late Type [424]  Normandy

 

 夏のノルマンディを意識して 明るめの3色迷彩を施してます。

 実車は 刷毛で塗ってるはずですので、各色の境目が もっとハッキリしてるんでしょうけど、それだと あまり格好良く見えないので、そこは ボヤカし気味にして、ブラウン系よりグリーン系が強めに出るようにしてます。(自分の美意識的に)

 かなり、自分の狙った通りの色合いになりました。

 模型ですので、「記録写真の実車をそのまま再現!」するより、より格好良く見える見栄えで作った方が良いと思いますね。

 美術的要素というかね。

 

 当然 各色は混色して作ってます。各色が浮かないようにするために、ダークグリーン系、ダークブラウン系 それぞれにダークイエローを混ぜてます。

 あとで、ウォッシングしたりすると色が暗めになるので、それも考慮して フラットホワイトを足して明度を上げておいた方が良いです。

 塗料が足りなくなると 二度と同じ色は作れないので、各色 少し多めに調色しておいた方がいいですね。

 

 私はインスト(説明書)通りの色は使ったことないですw

 自分の「希望する仕上がり」に合った 色合いにしたいので、ほぼ100%混色して調色します。

 

1/35 Panther A Late Type [424]  Normandy

 

 A型の この角度が堪らなく好きですw

 後部のエキゾーストパイプと 空気取り入れ用のパイプが 特徴的です。

 エキゾーストは熱焼けして酸化して塗装は落ちた状態に。

 パイプ内には異物混入防止のためのプレートをプラ板で追加。

 転輪にも 3色迷彩は描いてますが、泥のピグメント で汚れてるので、見えませんw

 

1/35 Panther A Late Type [424]  Normandy 

 

 精密感を出すために、OVM周り や 予備履帯ラック周りを キッチリ作ってます。

   予備履帯ラックはエッチングパーツに換えてます。予備履帯が落下しないように、真鍮線のピンを刺してます。予備履帯もモデルカステンの可動履帯で、ピンバイスで貫通穴を明けて、プラ棒で作った 履帯連結ピン を刺してます。

  こういったちょっとした工作が精密感を醸し出します。

 「履帯をそのまま接着する」みたいなのを、模型の業界では「イモ付け」と言いますが、こういう 治具なり、金具で固定されているのを再現してあげると、精密感も リアルさ も演出できます。

 私がよく思案するのは、こういったところが多いです。

 どこの部分で精密感を出そうか? どうしたらリアルに見える? そこの構造はどうなってる? とか。

 

 砲身のお掃除用道具の入った車体横の長い円筒形のパーツは、キットのままですけど、蓋の取っ手は プラの突起を削り取り、真鍮板に置き換えてます。

 

 履帯は 最初から少し錆びが浮いたような色に塗っておくと、リアルに仕上がります。

 ジャーマングレイ+ブラウン系+白+クリアー(半ツヤくらい)のラッカーをエアブラシで塗装して、土のピグメントをアクリル溶剤で溶いて塗りたくり、半分乾いてきたら、要らないTシャツや綿棒で凸部分を拭き取り、地面と擦れる部分をメタルカラーのアイアンで塗ったり、 5Bの鉛筆の芯を削って粉にしたモノを綿棒に付けて擦り付けたりすれば、元がプラとは思えない重量感ある金属的な履帯に。

 金属部分の塗装や仕上げ方は、また別な機会にでも詳しくw

 

1/35 Panther A Late Type [424]  Normandy

1/35 Panther A Late Type [424]  Normandy

 

 「424」は デカールではなく、マスキングして塗装で施してます。

 ツィンメリットコーティングしてるので、貼るのも難儀ですし、それに塗装の方がリアルかな っと思ってw

 幅広のマスキングテープに 白用の マスクを 4と2 それぞれ くり抜いて作り、白で拭いた後、 少し小さめに くり抜いた赤用のマスクを貼り付け、赤系を吹いてます。

 車体前部側面の国籍マークもマスキングして塗装で施してます。

 マスクはそれぞれ デカールを見本に使い、作ってます。

 グリルメッシュはGUMKAのエッチングパーツです。

 

1/35 Panther A Late Type [424]  Normandy

1/35 Panther A Late Type [424]  Normandy

 

 やっぱり戦車単体だと寂しいので、車長フィギュアを乗せてます。

 乗せてるといっても上半身だけですけどw このキューポラから少し覗いてる感じが好きで。

 ヘッドは 多分 ウォーリアーのだったと・・・

 多分 フィギュアの塗装も1/35では「お初」だったと思いますw 

 その割には 上手く塗れたなぁ~ (今でも不思議)

 ちゃんと国防軍の戦車兵に塗ってます、リサーチして。

 

 チッピングに関しては 使用感を出すには良い技法なんですけど、ついつい やり過ぎてしまいがちw

 人の動線を意識して、よく擦れる部分にだけ、ポイントを絞って施すと「嘘っぽさ」が出ずに良いです。 

 あと3色迷彩の場合、グリーンやブラウンの下はイエローなので、それも考慮して、まずはイエローでチッピングして、 そのイエローの中に金属色のジャーマングレイを塗る。で、部分的に ピグメントで錆び色を少し滲ませてあげたりすると、傷の出来た時期をずらせるw あと「グリーンだけ剥げて下地のイエローが剥げない」っていうのもアリです。 いかに均一化させないか がポイントです。

 キューポラの機銃架のレールは機銃架と頻繁に擦れるので、ジャーマングレイでチップしたら、角張ったところ等を5Bの鉛筆の芯で擦ってあげると、金属光沢が出て、硬質感と重量感が醸し出されます。 

 

1/35 Panther A Late Type [424]  Normandy

 

 最後に・・・

 実は、この作品は  「あること」をちゃんとしていれば「キヤコン 金賞」だったんですw

 なぜ「銀賞」だったのか?

 それは この写真ではわかりませんが、キヤコンに応募した時に、WAVEの模型用ケース(土台が黒で、透明の箱型の蓋が被るケース)に入れて送ったんです。

 キヤコンの審査員(多分 金子さん か 高石さん だった)にキヤコン懇親会で言われましたw 

 「ちゃんとした 木の展示台 だったら 金賞だったよ」って・・・^^;;

 キヤコン初参加でしたし、破損なく送って届けることしか頭になく・・・w

 展示台も含めて「作品」ということです。

 

 渾身の作品が出来て  コンテスト等に出されるのであれば、展示台にも気を遣いましょうね。

 これ以後は 展示台も手抜かりなく作ってます。

 

初キヤコン で 金賞  獲っておきたかった・・・(T - T)

模型製作について その零

 相変わらず、模型は作れてはいませんw

 新コロナの影響で在宅勤務や外出自粛で、模型を作り始めたりする方が増えれば良いなー  っと思ってます。

 特に小さいお子さん、若い方。

 やっぱり 自分の手先を動かして なにかを創造するのは、良いことですし、モノを上手く作るには 頭も使いますから。

 「アソコはどう表現しよう?」「どうやったら失敗なくリアルに仕上がる?」など 毎日毎日 考えてると頭の回転も速くなりますしね。

 

 そうやって トライ&エラーを繰り返してると「モノ作りの勘所」が出来てくる。

 

 自分も食玩の改造(ワールドタンクミュージアム)がキッカケで模型の世界に出戻った(30代中盤の頃)ので。

 模型雑誌や いろんな方のブログ等で、勉強させて貰いましたし、そこから試行錯誤して自分なりの方法を確立も出来ました。

恩返しではないですが、製作の参考になれば・・・っと ^^

 

 私のポリシーは「丁寧に リアルに 精密に 格好良く 美しく作る」

 あくまで 私の主観、価値観、センスに基づいてますので、そこはご容赦をw

 なにを求めるかは 人それぞれですからね。

 

 工作も大事ですけど、完成した模型の見栄え を左右するのは、やっぱり「塗装」です。

 「塗装で決まる」 と言っても過言ではないと思います。

 塗装に関しては、おいおい お話するとして・・・

 

 「丁寧に リアルに 精密に 格好良く 美しく作る」

 これを実行する上で、いろいろ試行錯誤しました。

 先程も書きましたが、中学生以来 離れていた模型製作に出戻ったのは 食玩の「ワールドタンクミュージアム」(以後 WTM)を営業途中に寄ったコンビニで見つけ、買ったのがキッカケです。

 「おお~懐かしい  小さい頃 タミヤのMMシリーズ買って作ったな~(当然 素組みw)」 的なw

 

 WTMは1/144スケールで 3×4×2 cm くらいの指の先に載る サイズです。

 WTM エレファント改(出戻り 2年目くらいの作品)

 ※ツィンメリットコーティングを刻んで、トラベルロックや牽引金具などプラ板で工作して、3色迷彩に塗装

 

 奥が 売ってるままのエレファント 、 手前が 改造、再塗装後のエレファント

 

 もちろん 最初は買うだけで満足していたのですが、パーティングラインやバリ、色合い等が気になりだして・・・と WTMの改造の道へと進んでいきました。

 小学生の頃は 作って遊ぶのが主流でしたので、まともに塗装もしていなかったですし、当然 その頃はエアーブラシなど買える訳もなく、筆塗りや缶スプレーでチマチマやっていました。

 改造、再塗装するにしても 基礎的な知識もなく、一から勉強するためにアーマーモデリング誌(以下 AM誌)等 戦車模型の雑誌を買って お勉強。

 

 可動履帯(可動キャタピラ)?? エッチングパーツ?? それなに?  など・・・ 最初はカルチャーショックを受けましたねw 

 また、改造するにしても、戦車そのものの知識も少なく、その辺りの書籍(図解や写真が多い専門書)を買って、勉強しました。

 

 まだ この頃(30代中盤)は老眼にもなっていなかったので、1/144スケールも難儀なく改造できてましたw

 工作途中の 1/144 WTM IV号H型(改) & T34/76(六角砲塔)(改)

 ※ IV号H型 はツィンメリットコーティングを刻み、プラ板シュルツェン架(砲塔、車体)、予備履帯を工作、キューポラを開口してハッチを付けた。

 ※ちなみに 1/144系は接着面が小さく強度が出ないので、 普通の接着剤ではなく、全て瞬間接着剤で接着してますw

 

 あと、忘れてはいけない要素として、Netの存在ですね。

 丁度、この頃、PCも インターネットも普及して 自分の作った作品の写真を公開することで、いろいろな人に見て貰える、その作品に反響がある っていうのが、凄く励みになりました。

 1/144のWTMのサイトがあってその掲示板に、皆が自分の作品をUPする。自然と競争意識というか より凄い作品を作ろうとする環境が出来上がって、それが凄く刺激になりましたし、切磋琢磨していました。

 「うわぁー 変態!」「バカだねー」 これ、もちろん誉め言葉www

 掲示板には そんなコメントが並んでました。

 当然、全ての改造は プラ板(プラペーパー)プラ棒、伸ばしライナー、エポキシパテ等ですので、自分を含め 皆さんの改造テク、技法も そこで拡散していきました。 自ら改造し、型取りしてレジン樹脂で複製した改造パーツを製作販売する人も現れてw

 その内に OFF会 をしようか ということになり、少人数の内は 喫茶店で作品を見せあったりしてました。その内に希望者が増え、「小型模型研究会」という名で、貸し会議室を半日借りてOFF会もしてました。

 一時期は結構な盛り上がりをみせて アーマーモデリング誌から OFF会に取材に来たいという話も頂き、その流れで 1/144特集号に 載せて頂くことにもなりました。

 初期の小型模型研究会は凄腕が多かったので、仲は良くても 良きライバル的な関係でした。

 

 完成したIV号H型 (モンブラン ヴィネット

 ※なぜ「モンブラン」なのかというと ヴィネットのベースに7-11で買ったモンブランケーキの金色パッケージを使用していたのでw

 WTMを弄りたいがため、女房の機嫌取りに7-11で買ったモンブランケーキのパッケージが、1/144のジオラマベースに丁度良い大きさだったと(笑)

女房とモンブランを食べながら  「ピン」 って 閃いてw

 透明の蓋を被せると埃除けにもなるし。

 記念すべき? 第1作目のモンブランヴィネット

 出戻り当初なので Tiger I の塗装が まだ垢抜けてない ^^;;

 

 モンブランヴィネットは 8個くらい作りましたね。

 ヴィネット数点は アーマーモデリング誌の1/144特集号にも載せてもらいました。

 

 WTMの改造の良かったところは、完成品をベースとして弄るので、作品の完成が早いことですかね。

 1年間で20両、ヴィネット7個を作りましたので。

 1/35では 1年で 20両の戦車模型は製作出来ないですからw

 短期に経験量を増やす意味でも 完成品の食玩の改造から入って良かったと思います。

  出戻って 最初の2年間の1/144時代に 模型製作(工作、塗装、ジオラマ製作)の基本 を身に着けた といっても過言ではないですし、1/144から入ったがために、自分なりの技法を編み出せたというのも大きかったです。

 その後1/35、1/48、1/20等 スケールアップしても 1/144時代に編み出した技法のお陰で 人と違う仕上がりが生み出せたと思ってます。

 

 私の 模型製作の「原点」は  1/144 ワールドタンクミュージアム と断言できますw

 

 次回から 具体的なお話を ^^

 

 モンブラン ヴィネット作品を数点 

 

 1/144 WTM Tiger I 後期型 ヴィットマン騎乗車  ヴィレール ボカージュ

 

 1/144 WTM IV号H型 中期型

 

 1/144 WTM Tiger II 最後期型  ベルリン戦

 

 1/144 WTM III号突撃砲G型

 

 PanzerGraph!誌 創刊号向け 1/144 WTM 88mm砲 ヴィネット 作例

 今は無き AMOS☆TOKYO (模型クラブ)の例会に 誘われて初めて参加(その時に正式に入れてもらいました)した時に、数点作品を持って行ってたが、それを見た 参加されていた プロモデラーの金子辰也さんから、自らが編集長を務め 創刊するPanzerGraph!誌(現在は廃刊)向けに「1/144 WTM 88mm砲」 で作例を作ってくれないか と打診され、中国出張を10日後に控えていたが、8日で仕上げ 納品した 作例作品。

雑誌の創刊号に載れる機会なんて 早々無いので、頑張って仕上げましたw

その後、PanzerGraph!誌 2号にも 1/144の作例を載せて頂いたのですが、仕事が営業で急な出張等もあり、締め切りが結構厳しいので、その後の作例の製作は辞退させて頂きましたw

  

傑作は単身赴任中に生まれる?!

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1/20 FireBall with Lopez Takako


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AFV Club 1/35 Nashorn


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TAMIYA 1/35 M1A2 SEP TUSK II


かなりご無沙汰しちゃいましたね。

単身赴任(福岡、大阪 計5年)が明けて 自宅に戻ってからは 模型は作れてません・・・

赴任前には模型部屋だった部屋は 物置状態・・・

まあ 5年間 単身で好き勝手させてもらい、両親同居の2世帯住宅を守ってくれた女房にも 悪いので、今は模型製作は「お休み状態」

模型を製作すると どうしても部屋に籠るのでねw

「また そっちの部屋に行くの?」 と オカンムリ なるし・・・

 

単身赴任中は 仕事と自炊の時間、寝る時間 以外は「すべて模型製作」に充てることができたので、製作時間は掛けたい放題 と言った感じで。

 

例えると・・・

TAMIYA MODEL MAGAZINE INTERNATIONAL誌 に掲載された

タミヤMM 1/35「M1A2 SEP TUSK II」の製作期間は ほぼ 6か月

 

平日は 帰宅後、就寝までに  最低 3~4時間

土日祝日 は 起きて 就寝まで  10 ~ 15 時間 

 

これを家族のいる家庭でやるとなると 家庭崩壊 確実w

この作業量と製作時間を 家庭にいる状態で こなすとなると・・・

2年以上は 掛かると思いますねw

 

模型業界で たまに聞かれる「傑作は単身赴任中に生まれる」は ある意味 その通りだと思いますw

プロの方は 別として 趣味として模型製作している既婚の会社員、自営業者は、全ての時間を模型製作に充てるわけにはいきませんのでね。

そういう意味では 単身赴任中は 本当に幸せな時間を過ごさせてもらいました。

誰にも文句も言われず、模型製作に没頭できる って なかなか出来ないことですからね。

判る人は判ると思うんですが、夜とか「降りてくる」ことが よくあってw

凄い集中力のゾーン ってヤツですかね。

明日 仕事で寝なくちゃいけないのに 0時くらいに「降りてくる」www

で、あっという間に時間は過ぎて キリの良いところまで作業を終えて時計を見ると・・・3時とか・・・w

よく ありました。

でも ゾーンに入ると凄いんですよね。

フィギュアの顔の塗装とか 一発で筆が入るんですよ。

それも二度と 再現できないような仕上がりで。

だから寝不足でも 全然 元気なんですwww

充実感というか達成感というか そういうのが得られるので ゾーンはWelcomeですね。

出来れば 金曜、土曜 夜が一番ベストではあるんですがねw

 

もちろん 常に 良い状態ってことも無いので、気乗りしない時は 「無理には触らない」っていうのも大事です。

こういう時に触ると 大体は失敗して リカバリーが大変になったりしますw

 

自分で言うのもなんですが、 博多、大阪での単身赴任で、自分的には 満足いく作品を多数 残せましたし、その地域のモデラーの方たちとも交流させて頂いて、たくさんの刺激を受けました。

九州AFVの会の 皆さんに 九州AFVの会前夜祭(飲み会)の お誘いを受けていなければ

飲み屋で 田宮会長にお会いすることも お話しすることも 無かったですし

田宮会長から お土産の M1A2 SEP TUSK II の テストショットを頂くこともなかったですしね。

発売までテストショット(サイン入りなので永久保存w)を眺めながら、構想をまとめ、発売後、6か月かけて作り、Facebook上で TMMIのマーカス編集長から 掲載のお誘いを頂くこともなかった のですからね。

表紙と 見開き3個  計6ページに 自分の撮った自分の作品の写真が 世界で販売される海外の模型雑誌に載るなんてことは そうそうないですからw

一番 精力的な 40代に 単身赴任できたのも ラッキーだったかな。

まだ 目も そんなに 老眼ではなかったし。

最近は 老眼も酷くて 年取ると 細かいことをするのが億劫になる とは聞いてましたが、なんか判る気がしますw

 

また 作りたい意欲や アイデアが 涌いてきたら 作ろうかと思ってますが。

1/48 タミヤ ゼロ戦 52型 製作記

上司からの依頼で、初めて マトモなレシプロ機 タミヤの1/48 ゼロ戦 52型を作ってます。
知識はほとんどないので、しばしゼロ戦のお勉強してました。

「風防を開けてパイロットは乗せないで立ち姿勢で」 との要望なのでコックピットから念入りにw

ゼロ戦 コックピット

計器類のデカールはキット付属のモノです。
モールドと位置が合わないのは容易に推測できるので、1個1個切り取って貼り付けてます。
計器類は予めファレフォの黒系で下地塗装した上にデカールを1個1個貼って、最後に半ツヤクリアーを吹いてます。
フットペダルや床は塗装がスレて 下地のアルミ合金地が出た感じを再現
ゼロ戦 コックピット

ゼロ戦 コックピット

ゼロ戦 コックピット
パイプは0.6mmハンダ線でそれらしくw
ハンダはアルミのように鈍い光沢具合なので、丁度良いですね。
柔らかいので現物合わせできます。ただピンセットでも潰れるので 曲げる時の力加減がなかなか難しい(笑)
シートもスレて下地が見えてるようにしました。

ゼロ戦 コックピット

ゼロ戦 コックピット

左側のコックピットと合わせたところ。

ゼロ戦 コックピット

左側の 別角度から

ゼロ戦 コックピット

右側のコックピットを合せたところ

ゼロ戦 エンジン

ゼロ戦のエンジンの画像検索して いろいろ見ましたが、イマイチ配管が判らんw
なので それらしくで(笑)
作例で金属色の配管にしてるのが多いですけど、実物の写真はゴム系の配管っぽいので、そんな感じにw
ちょっとオーバースケール気味ですが(笑)
シリンダーのジョイントはエンジンカバーしてしまうと ほとんど見ないので省略しました。

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199


遅まきながら WOWOWから録画した「宇宙戦艦ヤマト2199」を観て バンダイの1/1000 ヤマト2199を作ってみました。
小学生以来のヤマトの模型です。
最近のヤマトの模型はプロポーションが良いですね♪ ^^
カッコイイ ヤマトに仕上げるためにLEDを5個 使用して電飾してます。

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

「人類滅亡まで あと365日・・・」というナレーションが聞こえてきそうです(笑)
イスカンダルに向けて 「抜錨! ヤマト発進!!」
Net検索で見つけた流星爆弾に汚染された地球の画像と合わせてみました♪

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199
主エンジンと補助エンジンには それぞれ3mmオレンジLEDを仕込んでます。
別回路にしてあり、補助エンジン2個はスイッチでOn Offできます。
それらしい光の強さになるよう 流れる電流量をコントロールしてます。


1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199
キッチリ作りたかったので、船体の艦載機格納庫収納部分のパネルは接着し、隙間も丁寧に埋めてます。間を埋めるため船体にはパネルラインをスジボリしてます。
外装の良い資料がなかなか無いため、録画した番組を一時停止してデジカメで撮って資料としてます。


1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199
波動砲発射!
古代:「エネルギー充填120%!」
沖田:「古代 撃てぇぇ!!!」
といったセリフが聞こえてきそうですw

波動砲には国産3mmアイスブルーLEDを使用してます。
光の強さも強く 波動砲の色にピッタリでした。
波動砲のLEDも別回路にしてあり スイッチでOn Offできます。
艦橋部分は「艦長室、第一艦橋、第二艦橋」を 3mm白色LED 1個で光らせてます。
この写真はライティングはせず、天井の蛍光灯の光だけで撮ってます。
ライティングしてしまうと、艦橋のLEDの光が見えにくくなりますので ^^;

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199
船体後部にはいろいろと手を加えています。
・最後部上面にプラ板とエポキシパテでモールドを追加。
・コスモゼロ格納庫のデッキが狭いので、プラ板とエポキシパテでバルジを追加。
・メインエンジンノズルが寂しかったので、スジボリでモールドを追加

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199
船体後部の拡大写真

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

艦橋にもプラ板と延ばしライナーでモールドを追加してます。

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199 
この角度から見るヤマトが好きです。バルジを追加したことでボリュームもアップしてます。
1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199
「全砲門開け! 撃て!!」って感じw
Photoshopでショックカノンのビーム入れてみました(笑)
キットのボックスアート風w

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199 横から


1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199
大気圏バージョンもw  翼が出てないところは見逃してくださいw

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199
「ヤマト 大気圏離脱!」

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199
コスモリバースをイスカンダルで受領し、地球に帰還!
この後 地球は青くなるはずですw

最後は天井の蛍光灯だけの光でオートモードで撮った写真を地球に嵌め込んでみました。
メインエンジンの光がより写ります。
これが一番リアルっぽいですね♪

もっと大きな画像が観たい方はこちらへ
http://hobbycom.jp/my/bbce490a36/photo/products/15265

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199 製作記はこちら
1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199 製作記 - Miki Shimizu’s Modeling Gallery

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199 製作記


小学生以来のヤマトの模型製作です。
今のキットはプロポーションが良いですね♪
ただちょっと省略されている部分も多いので、プラ板やエポキシパテで造形して よりヤマトらしくしています。
なかなか外装の良い資料がないので、録画したヤマト2199を一時停止してデジカメで撮って、その画像を資料としてます。
カッコイイ ヤマトが欲しかったので、気合を入れて作りました。

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

船体後部上面にプラ板とエポキシパテでモールドを追加してます。

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

コスモゼロの格納庫横のデッキも幅が狭いので、プラ板とエポキシパテで拡張してます。

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

メインエンジンと補助エンジンに3mmオレンジLEDを仕込んでます。
この画像を撮った後、メインエンジンの明るさが足りないので、10mA CRD(定電流ダイオード)を並列に2個接続して20mAの電流を流し、光量を増やしてます。
逆に補助エンジンが光過ぎなので、20mA→10mAへ電流量を下げて光量を減らしてます。
メインエンジンは艦橋の白LEDと同回路になっていて 9V角電池を入れると点灯します。
補助エンジンは別回路になっていて スイッチでOnOffできるようになってます。

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

艦橋下の甲板は船体と境目がなくなるよう隙間を埋め、面出ししてます。
パルスレーザー砲台座もボリュームが足りないのでエポキシパテで造形してます。
船体にパネルラインをスジボリして追加してます。

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

メインエンジンノズルも寂しいので スジボリでモールドを追加してます。

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

波動砲は国産3mmアイスブルーLEDをアルミパイプに差し込んで固定してます。
波動砲回路にもスイッチを付け OnOffできるようになってます。

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

艦橋もプラ板や延ばしライナーでモールドを追加してます。
艦橋パーツ内には白LEDが仕込んであります。
第一艦橋、第二艦橋、艦長室が上手く光るように、内部はリューターで削って空洞になってます。光の透け防止に内部も遮光塗装を施してから 接着し、合わせ目を埋めてます。

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

遮光塗装と下地塗装を兼ねて 自家製ダークアイアンサフを吹いたところ。

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

基本塗装後のヤマト。
モールドが際立つよう基本色と艦底色はそれぞれ3階調の明度で塗装してます。
色は調色して作ってます。

1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199

基本塗装後、墨入れしたヤマト
この後、様子を見ながらウエザリングしてます。

完成画像はこちら
1/1000 宇宙戦艦ヤマト2199 - Miki Shimizu’s Modeling Gallery

WAVE 1/20 マシーネン クリーガー Fire Ball


Miki-S2014-08-14

紆余曲折ありましたが、1/20 マシーネンクリーガー FireBall オープンシェル化 どうにか完成しました。
キットはWAVEの1/20 マシーネンクリーガー ファイアーボールです。
キットのままだと内部は空洞で開閉もできませんが、プラ板とエポキシパテで内部を工作してオープンシェル化しました。

誤ってツールクリーナーに前部シェルを浸けてしまって、シェルがボコボコに溶けた時は頭の中が涼しくなりましたけど(部分的には穴が開いた・・・T-T) どうにかエポパテやタミヤパテを「盛っては削り」を繰り返し、綺麗なカーブを蘇られることができました ^^


諦めることも考えましたが・・・  シェル内部をフルスクラッチし、フィギュアもブリックワークスのオネエさんフィギュアをベースに 服を削り落し、ポーズをキメ、エポキシパテで宇宙用スーツを着せ セミクラッチしたので・・・諦めきれず(笑)

修復が済んだ後、 塗装の方針が決まらず 放置してましたが、方針がキマッたので、塗装し仕上げました。
着手から完成まで放置期間も含め 2年半以上掛かりましたw


マシーネンクリーガー Fire Ball

マシーネンクリーガー 1/20 フィギュア

マシーネンクリーガー 1/20 フィギュア
フィギュアの顔は 鼻を高くし 、口元を変え、頬を少しボリュームアップしてます。
イメージは「エース 帰還!」なので、勝気な顔にしてみましたw
ベースはブリックワークスのタンクトップを着て、カーゴパンツを履いたオネエさんフィギュアです。 服を削ぎ落し、腿から下を切り落して 手と腕の関節を切り離し、ポージング後、エポキシパテで宇宙用スーツを着せてます。

WAVE マシーネンクリーガー Fire Ball 

マシーネンクリーガー 1/20 フィギュア

マシーネンクリーガー Fire Ball

WAVE マシーネンクリーガー Fire Ball 

マシーネンクリーガー 1/20 フィギュア

1/20 フィギュア マシーネンクリーガー

WAVE マシーネン クリーガー Fire Ball 

製作記はこちら
WAVE 1/20 Ma.K. S.A.F.S. Fire Ball Open Shell Vol.3
1/20 マシーネン クリーガー Fire Ball - Miki Shimizu’s Modeling Gallery

WAVE 1/20 Ma.K. S.A.F.S. Fire Ball Open Shell Vol.2
WAVE 1/20 Ma.K. S.A.F.S. Fire Ball Open Shell 工作編 vol.2 - Miki Shimizu’s Modeling Gallery

WAVE 1/20 Ma.K. S.A.F.S. Fire Ball Open Shell Vol.1
WAVE Ma.K. S.A.F.S. Fire Ball Open Shell 工作編 vol.1 - Miki Shimizu’s Modeling Gallery

WAVE 1/20 Ma.K. S.A.F.S. Fire Ball Open Shell Vol.3


かなり放置してましたが やっと塗装の方針が決まったので、塗装してます。

放置前に ちょっと塗ったんですけど、色が気に食わなくて、剥離しようと思い、誤ってツールクリーナーに前部シェルを浸けてしまい・・・シェルがボコボコに溶けてしまって・・・ T-T
その後、プラが硬くなるのを待って、修復して放置してましたw
内部もフルスクラッチして フィギュアを外すと、ピッタリ閉まるようにフルギミックで作ったのですが、一度溶けた影響で 若干縮んでしまって 完全に閉まらなくなってしまいました T-T
残念(笑)
まあ 閉めると いろんなところの塗装が剥げそうなので、オープンのままでOKですね(笑)


1/20 Ma.K. S.A.F.S. Fire Ball Open Shell

1/20 Ma.K. S.A.F.S. Fire Ball Open Shell

1/20 Ma.K. S.A.F.S. Fire Ball Open Shell

1/20 Ma.K. S.A.F.S. Fire Ball Open Shell

1/20 Ma.K. S.A.F.S. Fire Ball Open Shell

1/20 Ma.K. S.A.F.S. Fire Ball Open Shell

1/20 Ma.K. S.A.F.S. Fire Ball Open Shell


この後 軽くウェザリングして フィギュアの塗装に移ります。





1/20 WAVE Ma.K. S.A.F.S. Fire Ball Open Shell Vol.2はこちら
WAVE 1/20 Ma.K. S.A.F.S. Fire Ball Open Shell 工作編 vol.2 - Miki Shimizu’s Modeling Gallery


1/20 WAVE Ma.K. S.A.F.S. Fire Ball Open Shell Vol.1はこちら
WAVE Ma.K. S.A.F.S. Fire Ball Open Shell 工作編 vol.1 - Miki Shimizu’s Modeling Gallery


完成品はこちら
1/20 マシーネン クリーガー Fire Ball - Miki Shimizu’s Modeling Gallery

1/24 フィギュア & コペンアルティメット エディション


人生初のちゃんとした箱車 アオシマ 1/24 コペン アルティメット エディションとDoozy Model Works の1/24 フィギュア(一部改造)をヴィネットで仕上げました。
昨年に引き続き 第3回浜松ジオラマグランプリ 一次審査 通過しました♪ ^^
本戦は8/22,23,24でした。
結果は・・・ 埋もれてました ^^;
うーーーん やっぱり大がかりなジオラマやキャラクターモノには敵わないか ^^;
まっ カーモデルの見せ方の一つを提示できたので 「よし」としましょう(笑)



1/24 フィギュア

1/24 フィギュア
コペンとフィギュアの雰囲気が爽やか系なので、ベースもそれに合わせて爽やか系でいこうかと。Net画像検索で南仏やエーゲ海の街並みの画像を見つけて イメージを膨らませました。


1/24 フィギュア

カフェは湘南辺りの設定です。
石畳はタミヤの情景シートにモデリングペースト系で石のテクスチャーを追加して、一つ一つ筆塗りで色を微妙に変えてます。
カフェのエントランスはスチレンボードを積み重ねて段差をつけてます。
壁はテクスチャー付きのプラ板を断熱材に貼り付けて作成。モデリングペーストを薄めて塗って表情をつけながら、マットにしてます。
壁の上の瓦はタミヤ 1/35 M1A2 SEP TUSK IIのリアクティブアーマーです(笑)


1/24 フィギュア

門扉、カフェの看板、ベンチ、メニュー立てはDoozy Model WorksのSweet Styleシリーズから。
メニューはPhotoShopでデザインして カラーレーザープリンタで印刷してます。


1/24 フィギュア

助手席が寂しいので、Netで検索してヴァレンチノクラッチバッグが綺麗で気に入ったので、エポキシパテからスクラッチして載せてみました。


1/24 フィギュア

コペンのナンバーは生まれ育った「横浜ナンバー」にしてます。
プラ板に黄色を塗装し、転写シールでナンバーを転写してからクリアーで保護してます。


1/24 フィギュア

カフェの看板には顕微鏡観察で使うカバーガラスを切り出して嵌め込んでます。

1/24 フィギュア


1/24 フィギュア & コペンアルティメット エディション ヴィネット " Hello ? "

1/24 フィギュア & コペンアルティメット エディション ヴィネット " Hello ? "
一応、タイヤは少し汚してます。水で溶いたピグメントを溝に入れて使用感を出してます。

1/24 フィギュア & コペンアルティメット エディション ヴィネット " Hello ? "
一応、タイヤは少し汚してます。水で溶いたピグメントを溝に入れて使用感を出してます。

1/24 フィギュア & コペンアルティメット エディション ヴィネット " Hello ? "
ほぼ全景


1/24 フィギュア & コペンアルティメット エディション ヴィネット " Hello ? "
Photoshopでフレアを追加



Doozy Model Works 1/24 フィギュア 
1/24 フィギュア - Miki Shimizu’s Modeling Gallery


アオシマ 1/24 コペン アルティメット エディション 
1/24 コペン アルティメット エディション - Miki Shimizu’s Modeling Gallery